先週土曜に行われた、
安野発電所、慰霊碑の除幕式での
二胡演奏が、終わりました。
当日は、
当時強制労働を
強いられていた中国の方々の
ご遺族が、式に参加しておられました。
私は、献花の前に，１曲、慰霊演奏をさせていただき、
その後献花の間、
演奏を続けました。
原っぱのようなところに、
建てられた
大きな慰霊碑には、
太陽の光と風の中、
人々からのたくさんの花が、
手向けられました。
献花の最中に、
涙している遺族の方々もおられました。
演奏のみに集中していた
私でさえ、
たくさんの人々の心の流れに押されて、
気持ちが落ち着かず、
非常に精神力を必要とする
演奏でした。
演奏を終え，
式が終わり、
私は退席致しましたが、
帰り車の中で，ひとり、
いろいろ考えたように思います。
長い交渉期間を経て
昨年、慰霊碑が建ったということは、
知っていましたが、
今回、式に参加してみて、
慰霊碑が建った，
ということであって、
それは、全てが淘汰されるための
始まり、きっかけであって、
まだ、何も終わってはいない，
どこにも、人々の心は行けず落ち着かず、
彷徨っているように
感じました。
亡くなられた方々に、ただただ手を合わせたいと
思います。
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